m13o

2022-01-26 Wed 22:31
MacBook Air 13㏌ 2012 midの復活mac Xubuntu

だいたい10年前に購入した MacBook Air (13-inch, Mid 2012) を発掘したのが昨年の暮れ. 付属の電源アダプタを繋いではみたもののアダプタのLEDが付かず, これは過放電でバッテリーが死んでしまったんだなと思い, 思ったまま年が明け, 技術書典12に向けてラストスパートして脱稿した翌日くらいにふと思い立ち, バッテリーを購入.

皆大好き IFIXIT の MacBook Air 13インチ Mid 2012 バッテリー交換 を見ながら裏蓋を外してバッテリーを付け替え(P5とT5のドライバーはバッテリーに付属していた). なお, 不要になったバッテリーは, JBRCの検索サイトからお近くの回収BOXや店舗を探してそちらに持っていくと良い様子.

バッテリーも新しくなったしこれで充電できるかなと電源アダプタを接続する……も, LED付かず.

電源ボタンを押すと例の起動音がスピーカーから鳴り響き, macOS High Sierraが起動した(購入したバッテリーが蓄電されてた)ので, もしやバッテリーではなく電源アダプタの問題か? 確かに断線していそうな気配のあるケーブルの曲がり方をしているが……. という事で, Apple 45W MagSafe 2電源アダプタ for MacBook Air を購入.

念の為, 接点復活剤をMBAの接続部にかけて接続. LEDがオレンジに点灯!

起動して電源の状態を見ても, 問題なく充電されているし機能している.

だいたい諭吉一枚でMBAを再び利用できる状態にできたのはいいものの, 古すぎて最新のmacOSはサポート対象外. 少々(という程ではないかもしれない)古いが, 今macOS搭載機もWindows10搭載機も共に据置きしかなく, 他に使えるラップトップといえばUMPCのOneMix2S程度. もうちょっと普通(曖昧な表現)サイズの, 文章を書くような軽い処理を気楽にするためのラップトップが欲しいと思っていた処なので, いっそこれに別のOSを入れて運用してみよう.

というわけで, Xubuntuを入れます.

Xubuntu選択理由は, GNOMEやKDEよりもXfceの方が軽いやろ(体感は知らん)というものなので, 大した意志があるわけではない.

まずはMBAのバックアップ. 何を今更感あるけど一応……. タイムマシンは怠いので, ホームディレクトリの主要なデータだけノールックで適当なHDDにrsync.

次に手頃なサイズ(RAMの話)のSDカードを見付けたので, それを普段使いのMacMiniに接続.

diskutil list

したらば, /dev/disk5 と出たので,

Xubuntuの公式サイトからダウンロードしたxubuntu-20.04.3-desktop-amd64.isoをddコマンドで書き込み.

sudo dd if=xubuntu-20.04.3-desktop-amd64.iso of=/dev/disk5 bs=4096

終わると, これは認識できないディスクだよというアラートが出て取り出しを促されるので取り出す.

2012年モデルのMBAにはまだSDカードリーダーが付いているので, 電源を落とした上で, isoを書き込んだSDカードを差し込み, Optionキーを押下した状態で起動. すると, どのディスクから起動するのかを問われるので, EFI boot を選択(なぜか同じものが2つ選択肢に出た)してXubuntuをインストール. 私のMBAはUSキーボードなので, キーボードレイアウトはUS, だが言語や地域は日本という選択をする必要はあるがいつもの事. ユーザー名やらPC名やらパスワードやら決めてインストールが終わるのを待ち, 終わったらSDカードを抜いて再度起動. 無事シングルブートでXubuntuが動くようになった. 遠い昔の記憶を辿るとなんか面倒な事をしないと起動してくれない事があったようななかったような……. いい時代になった.

Xubuntuの設定はまだ中途半端だけど, 設定 -> ソフトウェア更新しつつ,

sudo apt update
sudo apt upgrade

して, なんとなくFirewallの設定でもするかと,

sudo apt install gufw

で, gufw をインストール. ファイアウォール設定ツールを開いて プロファイルを自宅, satusをON, IncommingをDenyに設定. や, この設定をテキストで書けない軟弱者なので…….

また, このUSキーボードのcapslockを殺すために,

sudo nano /etc/default/keyboard

してキーボードの設定ファイルを開き,

XKBOPTIONS=""

となっている処を,

XKBOPTIONS="ctrl:nocaps"

として再起動. これでcapslockはctrlに生まれ変わった.

skkが無いと死んでしまうので, skkを入れる.

sudo apt install fcitx-config-gtk fcitx-skk

時計の表示が気に入らないので, パネルの時計を右クリックしてプロパティを開き, 時計のオプションの表示形式を"%c"にする. こうすると, localeに沿った形で表示されるようになる.

そして, いつものように, ansibleのplaybook化しておけばよかったと, セットアップする度に後悔しながら, Emacsをソースからインストールします. 公式からソースコードを取得して, 依存関係のあるパッケージをインストールしてから, ビルドします.

sudo apt install texinfo libjpeg-dev libpng-dev libtiff-dev libgif-dev libxpm-dev libgtk-3-dev libxml2-dev libxt-dev libncurses-dev librsvg2-dev libmagickwand-dev libwebkit2gtk-4.0-dev libgnutls28-dev git curl plantuml ripgrep
curl -O http://mirror.keystealth.org/gnu/emacs/emacs-27.2.tar.xz
tar xvf emacs-27.2.tar.xz
cd emacs-27.2
./configure --with-modules --with-harfbuzz --with-cairo --with-imagemagick --with-x --with-xwidgets
make -j32
sudo make install

思ったより色々なかった.

後は必要になった時に必要になったものを適宜入れていく.

失敗した事として, モニタディスプレイのカラープロファイルを保存する事なくmacOSを抹殺したので, ディスプレイの色見がややおかしい……. いたしかたなし.